日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
スポンサーサイト

-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑

【二人のひみつ】

2013-02-03 Sun 22:33


こんばんは、桐生さんからのリクエストのちっかごss出来ました。

最近久しぶりに書いたカプが多くて
色々と滾ります(*´ω`*)




無表情な貴女のふとした変化に気付けるのが、私の自慢なの。



「千華留お姉さま、この紅茶美味しいです!」


「ふふ、喜んでもらえたようで良かったわ。お菓子もいっぱいあるから召し上がれ」


わーい、と喜びながら食べる絆奈と檸檬。



そんな二人に気付かれないように、横目で静かな少女に目を向ける。



僅かに口角が上がっている。
良かった、喜んでくれているようだ。


「籠女ちゃん、美味しい?」
「…はい」


千華留に声をかけられるとは思わなかったので、籠女は驚いて肩を上下させていた。
驚いて目を丸くしている顔も可愛らしい。


「千代ちゃん、これ美味しいわよ」


「え、どれですか?」


「これだってば、ほら、あーん」


「んむ、……ん、美味しいですっ」



蕾と千代のやり取りをじっと見ている籠女。
面白くなさそうな目をしているのは、友達の千代が蕾と楽しそうにしているからだろうか。


千華留だって、そこまで千代に御執心されたら、ちょっぴり妬いてしまう。
もちろん、顔に出すことはないが。



「千華留お姉さま!紅茶お代わりしたいです!」


「あら、絆奈ちゃんはこの紅茶気に入っちゃった?」



可愛い後輩の笑顔を見れば素直に嬉しい。
絆奈の頭を軽く撫でてから、紅茶の準備をする為に立ち上がるが、何かに引っかかった。



…というよりも、軽く引っ張られている。



「………?」



千華留の隣に座っている少女以外、カーディガンを引っ張るなんてことが出来るわけも無く。
そ知らぬフリをしてお菓子を食べている籠女に、千華留は小さく微笑みながらそっとその手をどけた。



手が離されるとは思わなかったのか、珍しく目を細めてむくれている籠女。


(ちょっとイジワルしちゃったかしら)



紅茶やお菓子のお代わりを用意して、再びイスに座る。



籠女の方をチラリと見てみるが、ふいっとそっぽ向かれてしまう。
すっかり拗ねてしまったお姫様に、千華留はつい顔が綻ぶ。



「千華留お姉さま、にこにこしてどうしたんですか?」


「ううん、何でもないの」



にっこり笑えば他の子達は気にせずに談笑を続ける。



これは、私と彼女だけの秘密のやり取りなのだから。




皆に気付かれないように、今度は千華留から手を伸ばして籠女の手に触れた。
ゆっくりと握り返してくれる籠女に、千華留は愛しさを隠せなくて、また笑った。


END





スポンサーサイト
別窓 | ss | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<【ツインテールの日】 | 白昼夢の出来事 | 【きみがため】>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 白昼夢の出来事 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。