日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【きみがため】

2013-01-18 Fri 00:02




℃さまのリクエストで要桃です。
ちょっと久しぶりだったので、頑張りましたが
ラブラブ感はちょっと薄めになった感じでしょうか><
でもどこでも愛し合えるよこの二人は!!w







“暇なんだけど”


3校揃った生徒会の会議中。
自分も真面目に聞いているわけではなかった。
ミアトル生徒会長の凛とした声が部屋内に響く中、ただぼんやりしていただけで。



そんな折に、一応出していたノートの片隅に、いつのまにか可愛らしい丸い文字が書かれていた。
こんな事が出来るのは、隣で頬杖ついて言葉の通り暇そうに自分の髪を弄っている彼女に他ならない。
少しだけ顔を横に向けて、桃実の方に目をやると、彼女は小さく微笑んだ。


要は無垢で愛らしい微笑よりも、彼女のような魅惑的な微笑の方が好みだ。



(その方が燃えるからかな、それとも…)



会議を聞いていてもただただ耳からすり抜けていくだけで意味も無いので、少しだけ考えながらノートに返事を書く。
どうやらこのノートは、桃実との筆談で埋まりそうだ。



”聞くフリでもしておかないと、後で詩音に何を言われるか”


”聞いてもわからないもの。六条さんの念仏みたいな声聞いていたら眠くなるわ”



これは酷い言い様だ。
思わず笑ってしまいそうになるのを堪えるために、軽く右手で口元を押さえた。
要の様子を見た桃実もつられて笑いそうになったのか、同じような動作をしていた。


“ねぇ”


“?”


“わたしに触れて”


“今?”


“そう、今”



貴女に出来る?とでも言いたそうな挑戦的な目。
その勝気な瞳をじっと見つめていたい、と口にすれば彼女は何と言うだろう。
桃実の宣戦布告に受けて立つ為、ノートに一言書き加えてから小さく笑みを返してやった。


“君は分かっていないね”


案の定訝しげな表情で要を見つめる桃実。
彼女の視線を自分だけが独り占めしている、なんて思いながら桃実の顎に手を添えて唇を奪う。
その後の反応を想像しながら。
驚いて目を丸くさせている表情なんかも新鮮で可愛らしいかもしれない。


「………」

唇が離れて桃実の表情を窺おうとしたけれど、彼女は窓の方を向いてしまった。
けれども少しだけ耳が赤くなっている事に気付いて、要はクスリと笑みを零す。


桃実が気付かないうちに、要は更に一言書き加えた。


“君が願う事なら、何だって叶えてあげたいよ”


自分の書いた文字に軽く酔いしれていると、痛い視線を感じた。
スピカ生徒会長の冬森詩音がものすごい形相でこちらを睨んでいる。
恐らく先ほどの要の行動を目の当たりにしてしまったのだろう。


(相変わらず眩しいね)


どこが、とは言わないが。
だが一人でほくそ笑んでいるのがバレて尚更怒りを買った。


(やれやれ)


会議が終わって、スピカ学院に戻ったら御説教コースかな。
まるで他人事のように思いながら、要は桃実の横顔を眺めていた。



END



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