日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【変わらないお茶会③】

2010-08-12 Thu 20:35



大変お待たせしました><

お茶会ssラストでっす。
何だか玉渚成分がちょっと少ない……。

また今度リベンジさせていただきます!!!







「…さ…ゃ……なぎ……」


「うーん…」


「渚砂ちゃん、起きてください」


名前を呼ばれて目を開くと、綺麗な蒼い髪が見えた。
ゆっくり視線を上げると、微笑みを浮かべている玉青の姿。


寝ぼけながらじっと玉青を見て、渚砂は思う。


「…きれい…」


「渚砂ちゃん?」


「玉青ちゃん、綺麗だなぁって…」


玉青の髪に触れながらうっとりとした表情で渚砂は呟く。




「な、渚砂ちゃん、嬉しいですけれど……もうすぐ皆さん来てしまいますわ?」


言ったそばから、玄関からインターホンの音が響いた。
渚砂の格好はキャミソールに下着だけという非常にはしたない格好で。



「うわわわわ、ちょ、ちょっと待ってぇ~!!」


ドアを開けに行こうとする玉青に向かって、渚砂は必死にお願いをした。




******


「何だか久しぶりだねぇ」


「えぇ、本当に」


渚砂と玉青の他にテーブルを囲むように、夜々、光莉、蕾、千代がいる。
玉青の淹れた紅茶を口にした夜々は嬉しそうに目を細めた。


「玉青さんの美味しい紅茶……久しぶりね」


「美味しさは相変わらず変わってないね」


“久しぶり”の言葉ばかり口にしてしまう。
夜々と光莉は顔を合わせてくすくすと笑いあう。


すると蕾が思い出したように千代の顔を見た。


「ぁ、そうだ、お土産があったんです……ね、千代?」


「はいっ、ケーキを買ってきたのですが…」


「え?!ケーキ?嬉しいな~ありがとう二人とも!」


ケーキと聞いて嬉しそうに目を輝かせる渚砂。
蕾は少し呆れたように呟いた。


「渚砂先輩は相変わらず食い意地はってますね」


「つ、蕾ちゃん…っ」


「うふふ、それではお皿とフォークを持ってきますね」


玉青がお皿を用意している間に、どのケーキにしようかと迷う皆。


「えーと、じゃあこれに――…」


「夜々先輩、それは千代の好きなやつですから別のにしてください」


夜々が取る前に蕾が先にケーキを手に取った。


「ちょっと、そのケーキは確か光莉も好きなはずよ。よこしなさい」


「何いってるんですか、早い者勝ちですよ」


蕾と夜々が言い合っている間で千代がオロオロとしていて、光莉が呆れつつも仲裁に入る。


「ふ、二人とも…同じケーキはまだあるから……大丈夫だよ?」


「あら、それなら良かった。…ったく、あんたが無駄に反応するから」


「夜々先輩が大人気ないんですよ」



皆離れ離れになって成長して、確かに環境は変わったはずなのに、変わらないものがある。
昔と同じように楽しそうな笑顔で談笑する皆の姿。


少し離れた場所でそれを見ていた玉青は、小さく笑う。
そんな玉青に気付いた渚砂は、彼女に向かって小さく手招きする。


「玉青ちゃんも、ケーキ何にするー?」


「えぇ、すぐ行きますわ」


用意したお皿を手に持って、テーブルの方へと近づいていく。



(そう、願うのなら)



幾度となく月日が経っても



――この風景だけは決して変わることのないように。











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この記事のコメント
OGEzxWhjdorE
ap.txt;5;10
2012-02-07 Tue 16:29 | URL | CMwCLTaEsIllke #v7VRzg7.[ 内容変更] | top↑
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