日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
スポンサーサイト

-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑

【時を重ねてⅡ】

2010-03-26 Fri 20:29





ちょっと遅くなりましたがややぴかですー(*´∀`*)
この勢いでちっかごも作りたい予感・・・・。





「こ、これからも、ずっと一緒にいてよね」



聞こえてきた言葉に、思わず夜々は足を止める。
ゆっくりと後ろに下がり、本棚の影に隠れて見てみると、そこにいたのはミアトルの生徒である千代と、見慣れたスピカの後輩、蕾がいた。


(毎度毎度図書館通いしてると思えば、なるほどね)


夜々がミアトル図書館にいるのは、ただの光莉の付き添いだけであり、本を読むことには興味がない。
ただこの図書館の構造には幾分、興味がある。


よく見れば死角になっている部分が多く、好きな人との逢引にはもってこいの場所だ。



蕾と千代の様子をしばし観察する。


夜々が見ていることに全く気付いていないのか、蕾は千代に何度も啄ばむようなキスをする。
千代も頬を赤らめながら蕾にお返しするように口付けた。


妙に桃色な空間。
人様がイチャイチャしているのは非常につまらない。


邪魔してやろうか。


一歩、足を前に踏み出したとき、夜々の名前を呼ぶ声が聞こえる。



「夜々ちゃん」


「あら、光莉。もういいの?」


夜々の言葉に光莉は小さく笑みを浮かべて頷いた。


「うん、また今度借りようかなって」


「そう。それじゃあ、行きましょうか」


「え?」


どこに?と目を丸くさせたままの光莉の手を引いて、夜々は歩き出す。


「秘密の花園とやらに行ってみましょうか」


「ぇ、ええ?夜々ちゃん、もしかしてそのためについてきたの?」


「ふふっ」


そんなつもりなんて、なかったのに。
後輩二人の情事を見たら、触発されてしまった。


それは何だか悔しいから、自分の中だけにとどめておく。


「色々なところを見学するのも悪くないでしょう?」


「もう、夜々ちゃんってば…」


言いながらも怒っているようには見えない。
夜々は急に振り返って、極上の笑顔で光莉に囁いた。


「光莉、これからもずっと一緒よ?」


これはふざけているわけではない、真剣の言葉。
それをすぐに察してくれた光莉は、夜々の大好きな笑顔を返してくれる。


「うん、ずっと一緒にいてね、夜々ちゃん」


死角でも何でもないところで口付けを交わす。
後々、図書委員に見られて光莉が物凄く恥ずかしい思いをするのは、今は知る由もなかった。


END



スポンサーサイト
別窓 | ss | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<【見に覚えはある話】 | 白昼夢の出来事 | 【時を重ねて】>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 白昼夢の出来事 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。