日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【Lingering scent】

2009-09-06 Sun 21:23


久しぶりにブログss投下です。
つぼちーです(*´∀`*)

相変わらずなイチャイチャ。
ピロシ様が運営しているストパニ部の方にも出させていただきました♪













なんとなく、ただの気まぐれでつけてみたような気がする。
愛しのあの子が、あそこまで気に入ってくれるとは思いもしなかった。



「蕾ちゃん、何だか良い香りがします」


「…そう?」



蕾の部屋で本を読んでいた千代が、ゆっくりと顔をあげてこちらを見た。
その千代の隣で本の内容をチラ見していた蕾は、急に千代と目が合ったものだから照れくさくなって髪を弄りながら視線を別の場所へと向ける。



「香水…ですか?」


「うん、まぁフルーツコロンなんだけど……な、何となくつけてみたというか…」


「そうなのですか。…とても、良い香り…」


「……こういう匂い、好き?」


「はい、大好きです」



満面の笑みでそう言われると、蕾は嬉しさを隠すように片手で口元を押さえて、しばし頭の中でちょっとした考え事をする。



(千代ちゃん、こういう匂い好きなんだ…覚えておかなきゃ)


今度お店に行ったら買い溜めせねば。


「その、千代ちゃんもつけてみる?」


「え?いいのですか?」


目を丸くさせている千代を見ると、可愛い、と思い自然と口元が緩む。



「うん、ちょっと待っ………、…って、……千代ちゃん?」



コロンはどこに置いただろうか、と蕾が机の方に目を向けて手を伸ばそうとしたとき、いきなり千代が蕾に寄り添ってすりすりと頬を寄せてきたものだから、戸惑いを隠せない。


もちろん千代からこうやってしてくれることは滅多にないものだから嬉しいことには嬉しいのだが、何故いきなりこんなに甘えてくるのか。
蕾は疑問を感じながらも、抱きついて甘えてきた千代を素直に受け入れてよしよし、と髪を撫でてやる。



「って、そうじゃなくて。千代ちゃん、コロンつけたいんじゃないの?」


この状況が幸せすぎて危うく忘れかけるところであった。

折角抱きついてきてくれているのが勿体無いけれども、蕾は泣く泣く千代を自分の身体から引き剥がして問いかけてみる。
すると千代は困った顔をしながら返答した。



「ぁ、あの、ですから、蕾ちゃんから……貰えるのかと」


消え去りそうな声で呟いた千代の言葉の意味がわかり、蕾は一気に頬を赤く染める。


「つ、つまり……私に抱きついて香りを移そうとしたってこと…?」


自分で言っていてすごく恥ずかしい。
蕾の言葉に対して、千代はゆっくりと首を縦に動かした。


(そんなことしなくたって、……香水をつけてあげたのに)


「この香りがすると、蕾ちゃんがいつも傍にいるような気がします」


「……」



薄らとだが、千代の首元から蕾と同じ香りを感じる。
嬉しそうに微笑んでいる千代を他所に、蕾は照れ隠しからか顔を合わせられないでいた。


(なんか、同じ香りって………やらしい)


千代を蕾の色に染めたような気分だ。
そう考えると余計に恥ずかしくなり、蕾は近くにあるクッションを手にとって顔を埋めた。


「蕾ちゃん?」


心配そうに顔を近づけてきた千代。
そんな無防備な姿を見せられたものだから、蕾の身体が勝手に動いて、チュッと軽く千代の唇を奪った。
その時に感じた甘い香水の匂いに頭がくらくらして、同時に千代の肩に自分の額をのせる。


「蕾ちゃん、大丈夫ですか?」


「…ん、…ちょっと、酔っただけ」



(…もう、油断した)


この甘い香りが蕾を魅了するものへと変化してしまった。
好きな人と同じ香りになるだけで、こんなにも効果が違うなんて。
蕾は自分の香りが千代へ移るようにと強く抱きしめながら、この甘い快楽に酔いしれていたのだった。




END




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