日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【言い間違い注意!】

2009-04-30 Thu 20:59




蕾×千代?ssです。
たまにはこういう話を書いてみたかったのですw







普通に廊下を歩いていたときに聞こえてきた話し声。


「…ったく、毎度毎度私たちのことを探しにくるんだから。逃げるこっちの身も考えなさいよ」

「というか、逃げるわたし達がいけないような……」


後ろを振り返ると、スピカ学院の先輩である夜々と光莉がいた。
千代の存在にも気がついたようで、こちらに向かって手を振りながら近づいてきた。

「ぁ、千代ちゃん。こんにちは」

「ごきげんよう、夜々さま、光莉さま」


立ち話をしつつ、きりのいいところで夜々が千代の頭を軽く撫でてため息をつく。


「はぁあ、千代ちゃんはこんなに良い子なのにね。あのツンデレも見習ってほしいわ」

「?」


ツンデレの意味がわからない千代は首を傾げてみせる。
その意味を尋ねようとしたときにはすでに夜々と光莉は離れた位置にいた。


「…よくわかりませんが、蕾ちゃんのこと、なのでしょうか」


それなら蕾に直接聞けばわかるかもしれない。
そう思った千代は、今聞いた単語を忘れないようにと頭の中に刻み込んだ。



*******


「蕾ちゃんっ」


「千代ちゃん?」


自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
それが愛しい少女の声だとわかった瞬間、蕾は勝手に身体が反応して千代を探し出す。
小走りでこちらに向かってくる千代は、何か良い事があったのか嬉しそうにしていた。
千代の嬉しそうな顔をしていると、蕾まで嬉しくなる。
しかしそんな表情を見せるのは恥ずかしいから、緩みそうになる頬を必死に押さえる蕾。


「そ、そんなに嬉しそうな顔してどうしたのよ」

「あのですね、蕾ちゃんに聞きたいことがありまして」

「なに?」

千代からそんなことを聞かれることは滅多にないから、少しばかり期待する。


「蕾ちゃんは、あの…」

「うん」

「蕾ちゃんは、ツンドラなんですね」

「…………」



ツンドラ。
一年中溶けることのない永久凍土が広がる地域のこと。


「……」

蕾と千代は無言で見つめ合う。
千代の言いたいことが全くわからない。
ツンドラ、と言われて考えられることはただ一つ。

蕾の両手はゆっくりと上にあがっていき、千代の頬をとらえた。


「つ~ま~り、私は凍りのように冷たいってことを言いたいわけね?!」

「ふぇえ?!ちが、ちがいますぅう!!」


「そうよね、どうせ私は冷たいわよね!」

「いひゃい!いひゃいれすちゅぼみひゃん!!」


思いっきり頬を引っ張ってやる。
千代は半泣きになりながら手をばたつかせているが、簡単には放してなんかやらない。
泣き顔の千代も可愛い、なんて頭の片隅で思いながら、蕾はしばらく千代の頬を引っ張っていた。



END





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