日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
スポンサーサイト

-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑

【夏の風物詩】⑤

2007-08-22 Wed 14:01



肝試し⑤です。







「あんた、そこにじっとして何していたわけ?しかも懐中電灯消して。…あぁ、もしかして…」


「懐中電灯の電池が切れて電気がつかなかっただけです!!妙な勘繰りはやめてください!!!」



にやにやと笑う夜々に苛立って反発する蕾。



何とか落ち着かせようと光莉が二人の間に割ってはいる。



「まぁまぁ…。でも、このままだと蕾ちゃんたちは先に進めないから……わたし達と一緒に行動した方が…ね、夜々ちゃん?」


「うーん、仕方がないわね…私の寛大な心に感謝しなさいよ蕾」


「はい、光莉先輩の優しさに感謝することにします」


「つ、蕾ちゃん…」


千代はただただ苦笑して見守ることしか出来ない。


しかし4人もいれば先ほどのような怖さはあまりなく、安心して進めるのでその点ではこうなって良かった、と感じていた。



「それにしても、肝試しとかいってたいしたことなかったわね~」



(……にしては大きな叫び声が聞こえてきましたけどね)


口に出したらまた夜々に余計なことを言われるので、蕾は心の中でのみ突っ込んだ。




______



しばらく歩いてから、光莉が小さな声をあげる。


「や、夜々ちゃん…あれ、見て!!」


「は?」


夜々が光莉の指差すところを見たので、蕾と千代も同じように見てみる。


すると森の奥に、空中でふわふわと動き回る物体が見えて。



「ぁ、あれって…火の玉ですか?」


「そ、そんなわけないじゃない…!」


蕾の腕に掴まってくる千代の手に自分の手を重ねて、小さくそう呟く。



「そうよ、そんなわけないでしょ。演劇部の皆さんが頑張ってくれているだけよ」



「…え?そう、なの?」


光莉は目を丸くさせて夜々を見る。


それに夜々は力強く頷き、後に鼻で笑った。



「さっき脅かし役の人が木の陰にいたのが見えて、よく見たら私の知っている子だったもの」




夜々のこの言葉で他の3人は安心した。



軽い足取りで歩いていると、森の入り口で千華留の姿を見つける。




ようやく、戻ってこれたのだ。

スポンサーサイト
別窓 | ss | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<甘い罰、受けたいの?kiss | 白昼夢の出来事 | 8月7日~今日まで>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 白昼夢の出来事 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。