日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【夏の風物詩】③

2007-08-08 Wed 23:44




肝試し③です。



ようやくつぼちーの登場です。









「「ひゃああああああああああああ!!!」




またまた数分後。



今度は先ほどよりもデカイ悲鳴が聞こえてきた。




「あら~?絆奈ちゃん達も良い悲鳴ねぇ~」



クスクスと笑っている千華留に少しだけ恐怖を覚え、蕾は体を震わす。



何とか我に返った千代は、ただただ蕾の腕にしがみついているだけで。



「はい、最後は蕾ちゃん達の番よ」



「…ぅ、…わ、わかりました」



腹を括るしかない。


蕾はそう決心して歩き出すが、千代はイヤイヤと首を振っている。


「ほら!!千代ちゃん、行くわよ!!」


「…うぅ…」


「何も心配することないってば!!」



そう言いながら蕾は強引に千代の手を引いて進みだす。



蕾と千代が森の中へと歩いていったその直後、千華留はトランシーバーらしきものを片手に誰かと通信している。



それが終えると満足げに微笑み、疲れたのだろうか千華留の側に寄り添って眠る籠女を愛おしそうに眺めながらひっそりと呟く。



「さすが演劇部。脅かし役に最適だったわね」


演劇部の部費を上げると言えばすぐに交渉が成立して。


会長は素晴らしいわね、などと千華留はほくそ笑んでいた。





******



「……っぅ、…ふぅ…っ」



「……ちょっと千代ちゃん、変な声出さないでよ。逆に気味悪いじゃない」



それでもギュウウッとしがみつく千代。



蕾は怖いという気持ちもあるけれど、ものすごく密着しているせいで触れ合う肌の感触に緊張を隠せない。



「…ち、千代ちゃん、そんなにくっついたら……。その、…あ、暑いでしょ…!!」



「あぅ、ごめんなさい…で、で、で、でも…こうしていないと不安で……」


「だ、大丈夫よ、千代ちゃんは私が守るから」




とか言いながら、蕾の足もガクガクに震えているが、暗さでそれは見えないだろう。



気を取り直し、きつく手を繋いで歩く二人。



二人の行く道を照らすのは蕾が片手に持っている懐中電灯のみで。



「もう、これだけじゃああまり道が見えないじゃないのよ……」



「…ぇ?…蕾ちゃん…っ!」



「…へ?」


いきなり千代が指を差すものだから何かと思いそれに注目すれば、懐中電灯の明かりがチカチカと点滅し始める。


「…な、何これ……。まさか、消えちゃうとか、ないわよね?!」


…プツッ


蕾がそう言った直後、懐中電灯の明かりが消えた。


いきなり真っ暗闇。


何も見えなくなってかなり心細くなる。



「そ、そんな…」



どうすればいいのか、わからない。



暗い森の中に取り残された二人は、呆然とそこに佇んでいた。
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2012-02-09 Thu 16:15 | URL | kriooqk #9dHv4eYY[ 内容変更] | top↑
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