日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【味見】

2008-11-04 Tue 01:18






つぼちーssです。

つぼちーどっかで同棲してます。

ちょっぴり大人になったつぼちーokな方はどうぞ↓
そしてそこはかとなくエロス(笑











ぐつぐつと何か煮込む音が聞こえる。
寝転んで雑誌を読んでいた蕾は上半身を起こして軽く鼻を鳴らす。


(……肉じゃが?)


キッチンの方を見れば、千代が鼻歌交じりに料理をしていた。
その後姿の愛らしさに蕾は胸がきゅんきゅんして、読んでいた雑誌を投げ出しソファーから立ち上がる。


「ちーよ!」

「きゃ!」

後ろから抱きしめてやれば、予想通り千代は驚いて声をあげる。
手に包丁を持っていなくて良かった。
でも念のためにと思って台に置いてあった包丁をナイフスタンドに戻す。


「このにおいは…肉じゃが?」


「はい、当たりです」


千代を抱きしめている蕾の手の上に、千代は自分の手を重ねてきた。
ちゅっ、と軽く音を立てるキスをしてすぐに唇を離す。


「ね、……味見していい?」


「え?でもまだ煮込んでいる途中で……」


千代の言葉が止まる。
蕾が肉じゃがの事を言っているわけではないのだと悟ったのだろう。
しかしすぐに表情を変えてぶんぶんと首を振り出した。


「や、あの、蕾ちゃん……」


「肉じゃがの味見が無理なら……その、ち、千代を味見するわ」


「え?!そ、それは…んんっ」


言葉の途中で唇を塞いでとろけそうなくらい甘いキスをする。
その証拠に千代の足はガクガク震えていて、唇を離すとその場にへたれ込んだ。


「はぁ……っ、つぼ、ちゃん」


「千代、……だいじょうぶ?」


しゃがんで千代と同じ目線になって問いかけると、千代は返事の代わりにこくこくと二度ほど頷いた。


ぐつぐつ。
煮込む肉じゃが。

まだ頭の片隅には残っているがとりあえず、それは置いておこう。
蕾は千代と一緒にソファーに座り、まだ夕方なのに夜の営みを開始しようとする。


「つぼみちゃん、もう……っぁ!」

「む、ま、まだ千代の味見は終わってないわよ」


段々と言い訳が苦しくなってきたが、とりあえず千代の服を脱がしにかかる。

ぐつぐつぐつぐつ。
煮込む鍋の音。
もう肉じゃがなんてものは蕾の頭の中には消え去ってしまった。


「ぁ、あんっ……つぼ…っちゃん、ふぁ…っ」


「千代、可愛い……」



ぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつ。
煮込む鍋の音。
そして焦げ臭いにおいに異変を感じ、二人で顔を見合わせた。


「ぁ、お、お鍋!!」


「……ぅ、すっごく忘れてた」


乱れた衣服で千代はキッチンの方に駆け出し、鍋を開ける。
少し遅れて蕾も後に続く。
鍋の中の肉じゃがは完全に焦げていて、真っ黒くなっていた。


「ぅ……」


「う゛」


千代が肩をしょんぼりさせて泣きそうになっている。
そんな千代の様子に胸を痛める蕾。


「ぜ、全然余裕よ!ま、まだ食べられるじゃない」


これも千代のため。
蕾は言葉の通り、焦げ焦げになった肉じゃがを平らげた。
そうして料理中に手を出すのは止めようと心に決めたのだった。



END



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