日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【泣き虫なあなたに】

2008-09-30 Tue 02:22




つぼちーです。




本当に、本当にちょっとからかっただけなのに。
すぐに真に受けた貴女は瞳に涙をいっぱいに溜めて、私を見ている。
まるで叱られた子犬のような表情で。
それなのに、私は何故か唇を尖らせて貴女にそっぽを向いたりして。
…悪いのは、私なのにね。


困りに困った私は、いつもの口調で貴女に言う。


「もう、すぐ泣くんだから。…泣き虫」

「ぅ…ひっく……っ」


あぁ、違う違う。
こんな風に言いたかったわけじゃないのに。
どうして上手くいえないんだろう。
どうしてこんなにも私は不器用なんだろう。
貴女のことが好きで好きで堪らないくせに、優しく出来ない自分が不甲斐無くて情けなくて仕方がない。
今は意地っ張りで不器用で泣かせてばっかりだけれど、それでも、私は貴女だけの王子様を目指すから。



そう思えば私の身体は勝手に動いてて、貴女を喜ばせるものを必死に探していた。
散々走り回ってようやく見つけた一輪の花。
それを手にして、私は照れ臭さを隠しながら貴女の目の前に差し出す。
花を見た貴女は目を丸くさせて私を見て、涙も止まったみたい。



「……その、……ごめん、ね?」


泣き虫な貴女に小さな花と一緒に愛の言葉を囁けば、貴女は私の大好きな大好きな笑顔で微笑んでくれた。




END


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