日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【ある幸せな風景Ⅱ】

2008-08-29 Fri 22:06




ややぴかの子供編、出来ました。
例によって名前は安直です。
夜々の々と光莉の莉で莉々です。

大丈夫なお方はどうぞ!!!
拍手は明日お返事しますね♪



「………でね?」

「まま、続きは?続きは?」

リビングで夜々と娘の莉々が何かを話している。

楽しげに笑っているものだから、早く話に混ざりたい、などと思いながら光莉はお菓子作りを再開する。
数十分前までは光莉にくっついてお菓子が出来上がる様子を見ていた莉々。
機関銃のようにノンストップで話す莉々には申し訳ないが、手元に集中出来ない光莉はノロノロと歩く寝起きの夜々に相手を頼んだ。


「これで、相手はイチコロよ」

「へぇ~!!」

「夜々ちゃん、何の話をしているの?」


そう夜々に問掛けると、丁度オーブンがチーンと音を立てたものだから慌てて光莉は焼き上がったアップルパイを取り出す。
その良い香りにつられたのか、夜々は光莉のいるキッチンまでやってきて小さく口笛を鳴らした。

「あら、何の匂い?」

すると夜々と光莉の間をすり抜けて莉々は玄関へと走っていく。
光莉は困惑しながら莉々の背中に声をかける。

「莉々、どこにいくの?」

「ちょっと遊びに行ってくる~」

「えぇ?お菓子は?」


後で食べる~と言ってすぐに家から飛び出していった。
その前に莉々が夜々に向けて親指を立てて見せたのが気になる。

「もぅ……夜々ちゃん?」

意味ありげな笑みを浮かべていた夜々が気になって、光莉はじっと見つめる。


「莉々に何か言ったの?」

「ん、まぁね。ねぇ、これ食べていい?」


光莉の話を軽く流そうとする夜々は、アップルパイに指をさす。
切り分けて皿に盛ろうとする光莉に、夜々が小さく呟く。


「お目当ての天使の落とし方を教えていただけよ」

「……!」



ガチャン、と音を立てて皿を落とした。
幸い、テーブルに落ちただけで割れるようなことはなかったので安心したが、夜々の言葉に光莉は肩を項垂れゆっくりと夜々の方を見つめる。


「夜々ちゃん…もう、そんな余計な事を教えて……」


「余計なこと?大事なことよ」


光莉の腰を抱きしめて夜々の胸へと引き寄せる。
耳元で囁かれると光莉の身体が軽く震えた。


「莉々にも可愛い天使を捕まえてもらわなきゃ。…私みたいに、ね?」


そう言われると、ときめかずにはいられない。
絶対に駄目、と思っていてもやっぱり許してしまうのだ。
莉々が丁度良くでかけてくれて良かった、と思ってしまった自分が憎らしい。


莉々が元気良く笑顔で帰ってくるまで、二人はここぞとばかりに愛し合っていた。


END



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