日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【本当は聞きたいのです】

2008-08-14 Thu 21:50


久しぶり?のブログss。
つぼちーです。







「蕾ちゃん、大好きです」


そうやって突拍子もなく言われる時がある。
どんなときにだって、そんな風に言われたら嬉しくないわけがない。
すごくすごく嬉しいのに、やっぱり蕾はこういう態度をとってしまう。


「……な、いちいち言わなくたってわかってるわよ!」


そう言って好きな人にそっぽ向いてしまう自分を本当に呪いたくなった。
蕾の余計な一言のせいで千代はしょんぼりと肩を落とす。


(あぁ、私のばかばかばかばか……)



また別の日。


「蕾ちゃん、クッキーやいてきました」

「うん、食べる食べる」


また別の日。


「この間お貸しした本、どうでしたか?」


「うん、結構楽しかったかも」




またまた別の日。


千代は真剣に本を読んでいる。
蕾はそんな千代をベッドに横たわりながらじっと見ていた。
何だか、もどかしい気分で。
最近、千代に“好き”と言われていない。
千代の“好き”が聞きたい。
言われたら言われたで、素っ気無い態度をとるくせに、本当に勝手な性格をしていると蕾は自分で苦笑を浮かべた。
ついでにいってしまうと千代に触れたい。千代の体温を感じたい。千代が欲しい。


(………さみしい)


千代の言葉を聞く前に、先に自分から言っておこう。
照れくさいけれど、彼女は喜んでくれるだろうから。
蕾はベッドから降りて、床に座り本を読む千代の隣に座り込む。


「千代ちゃん」



「?」


可愛く小首を傾げる千代に愛しさを感じながら、面と向かって言葉を紡ぐ。


「大好きよ」



END







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