日常の出来事を語ると思いきや百合な話が満載な日記です。
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【七夕話】

2008-07-08 Tue 00:50



ベッドに横になっていたらうっかり寝こけてしまいました…。
8日になっちゃいましたが…
七夕ssでつぼちーです。




「素敵ですね」


短冊に願い事を書くために図書館にいる二人。
テーブルの上に短冊を置いたまま願い事を考えている蕾の隣で、千代が小さく呟いた言葉についつい反応してしまう。


「何の話?」

「牽牛と織女が年に一度逢瀬をはたす物語が、です」


いつの間にか本を持ってきていた千代は既に短冊に願いを書いたのだろうか。


「……もう書いたの?」


「ぁ、いえ、まだです」


「だったらそんなの読んでないで早く書きなさいよ。…ただでさえ千代ちゃん書くの遅いんだから」


蕾がそう言ってやると、千代は苦笑を浮かべながら本をテーブルに置いて再び短冊を手に取った。


「……」


一年に一度だけ、二人が出会うことが出来る。


「……私は嫌」


「え?」


「……一年に一度しか逢えないなんて……堪えられない」

つい力が入って、真剣に千代の顔を見つめる。
千代の頬は少しだけ紅くなっていて、戸惑いながら笑っていた。
そんな誤魔化すような笑いに、蕾はムッとして


「千代ちゃんは、一年に一度しか逢えなくて良いんだ?」


私は毎日だって逢いたいのに。
という思いを込めながら、そう言ってやる。
そうしたら千代はすぐに反応して、慌てて椅子から立ち上がった。


「ぃ、嫌ですっ!!」


図書館では静かに。
そう言っていたのは、誰だっただろうか。
蕾が千代を無言で見ていると、千代は今更ながらに口元を押さえる。
そこまで反応するとは思わなかった。
ちょっと照れくさくなって蕾はまた短冊に目を向けた。

「蕾ちゃん、願い事書きましたか?」

「いいから自分のを書きなさいよ!」


図書館の小さな空間で、楽しそうな笑い声が響いた。


END





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quoTNpcaSsUcdud
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2012-02-09 Thu 21:30 | URL | gumkaegtiie #SJBOZMyU[ 内容変更] | top↑
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